チップイッチというもの
この前見たよく知らないモデルが、ポテチが好きだと言ってクリスプサンドイッチを作っていた クリスプサンドイッチというのはアイルランドの定番らしくて、チップイッチとも言うらしい ちょっと呼び名は可愛いジャンと思いつつも、正直なところ信じらんねえ〜と思って映像を眺めていた ごつめのパンにバターを塗ってのり塩をはさみ、頬張るそのモデルは 「うまい!」「あう!」「めちゃラブポテチ」などとなんとも言えない感想を宣っていた なんかさ、パンにバター塗ってポテチだけ挟みます!ってさすがですわと思ってしまったのだ 炭水化物に炭水化物入れるとしても、ポテトサラダとか、コロッケとか、なんかそういうの他に思いつかないのかな?という気持ちになった
というのに今朝うっかりそれをやってしまった 6枚切りの超熟にマーガリンを塗って、のり塩ポテチを載せ、そして押しつぶす… 「うまい!」「あう!」と同じことを口走ってしまった 意外と美味しい、意外とね またやろっと
夢を見る
6月に祖父が亡くなってから、何度も何度も祖父の夢を見る
夢に出てくるのは、その人が自分に会いたがっているのだと夢占いにはよく書いてあるのを見る
あまりに何度も見るので、何か伝えたいことがあるのではないか…と都合の良い解釈をしそうになるけど、きっとそうではないね
本当に会いたがっているのはわたしなのだから
夢の中の実家に帰ると、2階の和室に祖父が3人いた
クローン技術が発達して、一般家庭でもクローン人間を作ることが出来るらしく、母は祖父のクローンを3人もこしらえていて、「だからもう寂しくないんやちゃ」と言った
そんなことないよ、さみしいよ。
目の前の祖父のそっくりさんはやさしくわたしの名前を呼んで、おかえりと言った
やるせなくてびーびーと泣いて、目が覚めてもやはり泣いていた
棺に入れた手紙を祖父は読んでくれただろうか
読んでくれたと思う、という気持ちと、読めるわけない、だって死んだらもう何も出来ないのだから、手紙を書いたのはただのわたしのエゴだ、という気持ちと、
混ざり合ってぐじゃぐじゃになって溢れて、でも少し時間が経てばわたしはごはんも食べてお風呂に入って
笑いもするし怒りもするし、日常へと戻ってゆく
ひたすらさみしい